お子様が歯磨きを嫌がって、無理やり磨くべきかどうか悩んでいらっしゃるのですね。お子様の年齢や性格、嫌がる理由によっても対応は変わってきます。
まず、お子様が歯磨きを嫌がる理由を探ってみましょう。
歯ブラシや磨き方が苦手
歯磨き粉の味が苦手
気分が乗らない
眠い
テレビや遊びを中断したくない
親に抱きしめられたり、押さえつけられたりするのが怖い
過去に無理やり歯磨きをされて嫌な思いをした
歯ブラシや磨き方を変える
小さめのヘッドで柔らかい毛の歯ブラシを選び、優しく磨くようにしましょう。
お子様が好きな味の歯磨き粉を選んでみましょう。
タイミングを変える
機嫌の良い時や、眠くない時に歯磨きをするようにしましょう。
遊びを取り入れる
歌を歌ったり、ゲームをしたりしながら歯磨きをするようにしましょう。
絵本や動画で歯磨きを学習する
歯磨きが大切であることを、絵本や動画で学べるようにしましょう。
褒める
上手に歯磨きができた時は、たくさん褒めてあげましょう。
それでも歯磨きを嫌がる場合は、無理やり磨くのは避けましょう。
無理やり歯磨きをすると、歯磨きが嫌いになるだけでなく、親への恐怖心や反抗心につながる可能性があります。
どうしても歯磨きができない場合は、歯科医院に相談してみましょう。
歯科医院では、お子様の歯磨きに対する不安や恐怖を取り除き、歯磨き習慣を身につけるためのサポートをしてくれます。
大切なのは、お子様が歯磨きを楽しいと感じられるようにすることです。
無理やり磨くのではなく、根気強く、様々な方法を試しながら、お子様に合った歯磨き方法を見つけていきましょう。
虫歯菌が歯垢を餌にして酸を作り、歯の表面を溶かします。
虫歯が進行すると、歯が痛んだり、穴が開いたり、歯が死んでしまったりします。
乳歯の虫歯は永久歯にも影響を与えます。
歯周病
歯垢が歯周ポケットに溜まり、歯周病菌が増殖します。
歯周病菌は歯を支える骨を壊し、歯がグラグラしたり、抜けたりします。
子供の歯周病は、成人の歯周病よりも進行が早い傾向があります。
歯並びが悪くなる
口臭がひどくなる
自信が持てなくなる
集中力が低下する
将来、糖尿病や心臓病などのリスクが高まる
子供の歯磨き習慣を育てるために
小さい頃から歯磨きを習慣化することが大切です。
親子で一緒に歯磨きをして、楽しい雰囲気を作るようにしましょう。
歌を歌ったり、絵本を読んだりしながら歯磨きをすると、子供が嫌がらずに歯磨きをできます。
歯磨き粉は、子供の年齢に合ったものを選びましょう。
定期的に歯科検診を受け、虫歯や歯周病の早期発見・早期治療をしましょう。